Artist profile

自作は九州・天草の陶土を使っております。近年ではグレーの粘土や信楽の透光性のある土「透土」もブレンドしてますが、やはり自分の制作の中心には天草陶石があります。

 

天草は実に滑らかな手触りで、可塑性の高い土です。この可塑性を利用した形を作ろうと常々思ってます。たわませたり破いたり、、轆轤成型でできた「円」の孤の持つ緊張感は見ていても、目にとても心地よく写ります。その緊張感を損なわない形が自分の成型にはとても重要なのです。

 

中国古陶の青磁や現代作家の青白磁が好きな自分は、ガス窯を還元焼成で焚きます。自分にとっての青白磁は「雪」を反映したもの。9年の益子生活を経て郷里の秋田に戻ったのは、秋田の冬の景色を作品にしたかったからがいちばんの理由だったのかもしれません。

 

 

All of my works are made of Amakusa porcelain. sometimes brands grayish cray or translucent cray,called Todo(it produced in Shigaraki)

 

The Amakusa porcelain is very smooth and delicate and plasticity.so I always apply the plasticity when I make pots.c.f.bending,tearing,distorting that’s my important way of making.The origin of my works is the “circle”,it produces from electric wheel.I divide the circle into many arc elements, and link the arc to rebuild one continuous shape.

 

I like Celadon especially Song period and modern blue white porcelain.so I always reduction fire.

 

It seems to me celadon is “snow”. when snow refects the sunlight, it glitters as if blue flame. Very beautiful sight. That’s why I went home,Akita.

 


田村 一

陶芸作家

【略歴】
1973 秋田県生まれ
2000 早稲田大学大学院修了後、東京で作家活動を開始
2002 栃木県芳賀郡益子町に移り制作
2011 秋田県に戻り、現在に至る

【主な個展】
ギャラリー無垢里 / 東京(2004~)
ココラボラトリー / 秋田(2008~)
graf / 大阪(2008, 11)
うつわクウ / 兵庫(2009, 11)
PLAIN PEOPLE / 東京(2010, 12, 14〜18)
TKGセラミックス / 京都(2012)
白白庵 / 東京(2017)

【主なグループ展など】
2008~ 漫画『へうげもの』(講談社・山田芳裕)のスピンオフ「へうげ十作」に参加
2010~ 若手陶芸家の組織「イケヤン☆」のメンバーに参加

2011  「白の時代」(益子町陶芸美術館 / 栃木)

2012〜 秋田県上小阿仁村でのKAMIKOANI PROJECT参加
2013~  「天祭 一〇八」 -現代ものづくり縁起 in 増上寺-(東京)に参加
2014  「ワタシを容作るモノ  デザインクラフトからの提案」(小山市立車屋美術館 / 栃木)

2015 スウェーデンで作品発表(KAOLIN / ストックホルム、sintra / イェテボリ)
    noma Japanのための器を制作
    「形状記憶」*Task Qとの二人展,  激陶者集団へうげ十作展「青山事変」(白白庵 / 東京)
    「とんがりのススメ」(伊勢丹新宿店 / 東京)
    「米食系」,激陶者集団へうげ十作展「剽軽大茶会」(日本橋三越 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展「ニッポニア ニッポン」(まるごとにっぽん / 東京)
2016  「異界をひらく」(秋田県立美術館 / 秋田)

    「春爛麺」(日本橋三越 / 東京)
    「KAYARISM」,「茶ノ湯のSOZO」(伊勢丹新宿店 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展「越陶燕」(白白庵 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展@神戸アートマルシェ2016(神戸メリケンパークオリエンタルホテル / 兵庫)
    激陶者集団へうげ十作展「浅草甲乙数奇合戦」(まるごとにっぽん / 東京)
2017  「SAKURA MY CHILL」(京急百貨店 / 神奈川)
    新宿髙島屋美術画廊十周年記念「十花のしつらえ」(新宿髙島屋 / 東京)
    器と美食の賞味会「蛮餐会」(神戸メリケンパークオリエンタルホテル / 兵庫)
    アートラウンジ・激陶者集団へうげ十作展(パークホテル東京 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展「KAYARISM 2017」(伊勢丹新宿店 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展「WE LOVE HYOUGE」(白白庵 / 東京)
    「NIHONSHU MY CHOCO STYLE」(伊勢丹新宿店 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展@神戸アートマルシェ2016(神戸メリケンパークオリエンタルホテル / 兵庫)
    「KOGEI Art Fair Kanazawa 2018」(KUMU金沢 / 石川)*白白庵より出品
2018  「PAKU PAKU PARK」(伊勢丹新宿店 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展「俺たちは乙」(織部下北沢店 / 東京)
    激陶者集団へうげ十作展・俺たちの京都「へうげdeマテリアル」(MTRL KYOTO / 京都)
    「今日も、明日も、カレー日和。」(銀座三越 GINZAステージ / 東京)
    ナイトギャラリー「夏の宵茶会」(白白庵 / 東京)


TAMURA Hajime

 

Ceramic artist

1973 Born in Akita pref.
1996 Bachelor of Literature (Waseda Univ.)
2000 Master of Liberal arts (Saitama Univ.)
2000 start making Pots as professional
2002 move to Mashiko,Tochigi pref.
2011 move to Nibetstu,Akita pref.

having exhibitions at cocolaboratory (Akita), graf (Osaka), PAKUPAKUAN (Tokyo), PLAIN PEOPLE (Tokyo) etc..
energizing by solo exhibition, group exhibitions in each place of JAPAN
A member of the extreme potters group “HYOUGE JISSAKU”